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令和4年度施政方針

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 更新日:2022年3月17日更新 <外部リンク>

3月坂戸市議会定例会(令和4年2月21日)において市長が表明した、まちづくりの方向性と施策についてお知らせします。

本定例会の開会に当たり、私の市政運営における基本的な考え方と、令和4年度当初予算案をはじめとする、市政の重要な施策について御説明申し上げます。議員各位をはじめ、広く市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。

令和2年初頭からの約2年間、新型コロナウイルスの感染状況が拡大と小康の局面を繰り返す中で、度重なる緊急事態宣言の発出及びまん延防止等重点措置の適用により、日常生活や経済に多大な影響を及ぼしてまいりました。日頃から感染防止対策の徹底に御協力をいただいている市民の皆様に、心より感謝を申し上げます。

現在、新たな変異ウイルスであるオミクロン株が出現するなど、ウイルスは絶えず変異を繰り返していることからも、当面は新型コロナウイルスと共存する生活が求められるものと考えております。そのような中、市民の皆様にはできる限り充実した生活が送れるよう、継続して感染防止対策に御協力を賜りますようお願い申し上げます。

新型コロナウイルス感染症関連の本市のこれまでの取組といたしましては、ワクチン接種を昨年3月に国が示す優先順位のもと、医療従事者等から開始し、その後、市民を対象に段階的に接種券を送付し、医療機関における個別接種に加え、集団接種の体制整備を進めてまいりました。また、「新型コロナウイルス感染症の自宅療養者への生活支援に係る県と市町村の連携事業に関する覚書」を締結し、自宅療養者に対する生活支援について、必要な方への支援を行ってまいりました。さらに、現在、3回目のワクチン接種についても、医療機関等と連携し進めているところであります。今後も引き続き関係機関と連携を強化しながら、市民の皆様が安全・安心な生活を送れるよう取り組んでまいります。

昨年の国内情勢を振り返りますと、7月には一昨年から延期となった東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催され、大会に先立ち本市におきましても聖火リレーが行われました。

9月には社会全体のデジタル化に向けた司令塔組織であるデジタル庁が始動しました。本市においても令和4年度から情報政策課にDX推進係を新設し、坂戸市デジタル行政推進計画のもと、DXを推進してまいります。

そして、10月には岸田総理大臣が就任し、新型コロナウイルス感染症対策を最優先課題と位置付ける一方、国民への所得配分を強化する「新しい資本主義」の実現を表明し、「成長と分配の好循環」を掲げ、コロナ禍で影響を受けた経済の回復を図るとしており、これらがどのように地方自治体に影響するのか、今後の国の動向を注視してまいります。

災害につきましては、梅雨前線による大雨に伴い、熱海市で土石流が発生し、甚大な被害をもたらしたほか、東京23区内と埼玉県内で震度5強を観測する地震が発生をいたしました。このような災害から市民の生命、財産を守るため、「想定外はない」という心構えで、引き続き安全・安心なまちづくりに取り組んでまいります。

本市における令和3年度の主な施策・事業といたしましては、新型コロナウイルス感染症の影響が続いていることから、令和2年度に引き続き、子育て世帯の家計を支援することを目的とした新生児特別給付金の支給を行いました。移住・定住促進策といたしましては、結婚を機に本市に居住する新婚世帯に対し、新生活のスタートに係る新たな住宅の取得費、賃料及び引越費用の一部を助成する結婚新生活支援事業を実施をいたしました。

環境施策としましては、ミツバチと共生できる環境づくりのため、ミツバチの飼育、ハチミツ搾りの実演販売に加え、環境学館いずみに採蜜室を設置し、ミツバチプロジェクトを推進をいたしました。

企業との連携につきましては、地域活性化と市民サービスの向上を図ることを目的に、それぞれが持つ資源を活かし、緊密な相互連携と、協働による活動を推進する施策として、明治安田生命保険相互会社と包括連携協定を締結をいたしました。

これら各種事業が順調に進められたことについて、議員各位と市民の皆様からの格別なる御理解と御協力を賜りましたことに、心から感謝を申し上げる次第であります。

私は、市長就任以来、一貫して市民はどう感じているか、どう考えているかといった市民目線を基本姿勢として、市政運営の舵取りをしてまいりました。そして将来に向け安定した財政基盤を確立し、時代の変化に的確に対応していくための行財政改革を推進した結果、各種事業の成果が着実に実を結び、市民の負託に応えてきたものと自負をしております。引き続き健全な財政運営を堅持しつつ、次世代に引き継ぐ新たな坂戸市の創出を目指してまいります。

今後におきましても、社会の動向等を的確に捉え、効果的な施策を積極的に展開し、市民福祉向上のため全力で取り組んでまいります。

このような基本姿勢の下、令和4年度予算では、「第6次坂戸市総合振興計画」に定める基本理念を踏まえ、「誰もが安全で安心して暮らせる、やさしいまちづくり」、「将来を担う子どもたちを応援するまちづくり」、「地域の活力を高め、快適な環境を創造するまちづくり」の3本の柱を重点施策に据え、市政運営を展開してまいります。

それでは、ただいま申し上げました3本の柱の重点施策を中心に、関連するそれぞれの施策・事業の概要を申し上げます。

「誰もが安全で安心して暮らせる、やさしいまちづくり」

はじめに、「誰もが安全で安心して暮らせる、やさしいまちづくり」についてであります。

防災安全対策といたしましては、災害発生時に備え、避難所開設訓練等の実践的な防災訓練、災害用備蓄品の更新及び整備を実施をいたします。また、自主防犯パトロール団体への物資支援及び防犯情報の提供を行い、自主防犯パトロール活動を支援してまいります。

健康づくりにつきましては、「誰もが幸福を感じ、自ら健康だといえる、日本一健康なまち さかど」の実現を目指し、引き続き、胎児の健やかな発育や認知症予防等に効果があるとされる葉酸の摂取を促す「葉酸プロジェクト」の推進をはじめとした各種健康づくり事業に取り組んでまいります。

予防接種の取組につきましては、新型コロナウイルス、ロタウイルス、四種混合、日本脳炎、麻しん風しん混合、インフルエンザ等の予防接種を実施するとともに、子宮頸がんワクチンの積極的な勧奨を再開をいたします。

高齢者福祉につきましては、坂戸市高齢者福祉計画・介護保険事業計画(第8期)の各種施策を引き続き推進してまいります。また、高齢者の支援強化のため、成年後見センターの充実を図るとともに、4月には坂戸市西部地域包括支援センター西坂戸支所を開設をいたします。

障害者福祉につきましては、坂戸市障害者計画・坂戸市障害福祉計画(第6期)・坂戸市障害児福祉計画(第2期)の各種施策を推進してまいります。また、重度心身障害者医療費について、窓口払いを不要とする医療機関を県内全域へ拡大することで、重度心身障害者の負担を軽減してまいります。

「将来を担う子どもたちを応援するまちづくり」

次に、「将来を担う子どもたちを応援するまちづくり」についてであります。

私は常々、「坂戸市の将来を担う子どもたちは宝である」と繰り返し申し上げております。令和4年度からは、誰もが安心して子育てができる環境づくりを実現するため、「こども健康部」を新設し、組織の強化を図ります。子どもが健やかに成長することができる社会、安心して子育てができる社会を目指し、子育て環境の一層の充実を図ってまいります。

子育て支援につきましては、こども医療費及びひとり親家庭等医療費について、窓口払いを不要とする医療機関を県内全域へと拡大することで、子育て世帯の負担を軽減してまいります。次に、乳幼児健診では、産後ケアの強化のため産婦健診の一部助成を新たに実施するとともに、3歳児健診の際に屈折検査を行うために、検査機器を導入をいたします。また、「子育て世代包括支援センター」の産後ケアの対象期間を延長し、サポート体制をより強化してまいります。

保育関係では、坂戸保育園を公私連携型保育所とするための準備及び園舎の建て替えに係る設計費を補助してまいります。また、民間保育所の運営等を積極的に支援するとともに、一時預かり保育を実施する事業者につきましても、引き続き補助を実施してまいります。次に、児童が安心して放課後を過ごせる場所として欠かすことのできない学童保育所につきまして、城山小学校区の「なかよしクラブ」の整備工事及び片柳小学校区の「風の子クラブ」の整備に係る設計を実施してまいります。

障害児支援につきましては、心身障害児の健やかな成長及び社会参加を促進するため、障害児通所給付費の支給を始めとする各種障害児福祉サービスを継続してまいります。また、集団保育が可能な園児については、心身の発達の特性に応じた保育を安定的に提供できるよう、加配保育士を配置してまいります。

小・中学校に対する教育支援といたしましては、小・中学校の全クラスに電子黒板を導入し、学校のICT環境整備を進めるとともに、新型コロナウイルス感染症で臨時休校となった際にオンライン学習が行える環境をさらに充実させてまいります。また、引き続き小・中学校に学校支援員、中学校に校務支援員を配置し、児童生徒の教育活動、学校生活の充実を図るとともに、「さわやか相談員」の配置や新たにいじめ相談等の法律相談を実施することで、いじめや不登校などの未然防止に向け取り組んでまいります。小・中学校の施設整備につきましては、学校施設を長く安全に使用することができるよう、現在の校舎の状態を把握し、適切な改修方法により整備するための構造躯体に係る調査を実施をいたします。また、順次改修を進めております学校トイレにつきましては、勝呂小学校及び坂戸中学校の改修工事を実施するなど、児童生徒が安心して充実した学校生活を送れる環境整備を進めてまいります。

「地域の活力を高め、快適な環境を創造するまちづくり」

次に「地域の活力を高め、快適な環境を創造するまちづくり」についてであります。

多文化共生につきましては、日本語教室ボランティアを対象とした研修会を開催し、外国人住民の日本語習得支援体制の強化を図るとともに、各種情報の提供を行い、安心して暮らせるようサポートをしてまいります。

結婚支援の取組につきましては、引き続き婚活支援センターを運営し、結婚を望む独身の男女の婚活を支援してまいります。また、結婚を機に本市に居住する新婚世帯に対し、住宅取得費や引越費用に加えリフォーム費用を補助し、移住・定住促進を図ります。

シティプロモーションにつきましては、イメージキャラクターの「さかろん」のグッズとして、購入者が身に着けられて啓発効果の高いネックストラップやピンバッジなどを作製し、市のPR活動に努めます。

公民館の地域交流センター化につきましては、少子高齢化が進行する中で、超高齢社会の複雑・多様化する課題に対応するため、市民一人ひとりが安心して生活することができる地域づくりの拠点施設となり、市民の施設利用を拡大させるため、社会教育法に基づき設置している公民館の地域交流センター化に向けて取り組んでまいります。

商工業振興につきましては、商工会や商店街を引き続き支援するとともに、坂戸西スマートインターチェンジ付近に企業の立地が進んでいることから、企業間交流の場を設けるなど商工業の振興及び地域経済の活性化を図ってまいります。また、令和6年度を始期とする「坂戸市商工業ビジョン」の策定に向け、事務を進めてまいります。

北坂戸地区のまちづくりにつきましては、引き続き、北坂戸駅周辺への都市機能の集約や民間活力の導入による公的ストックを活用した拠点整備等に向けた取組を進めてまいります。

農業の活性化につきましては、農地の大区画化や道水路の改良など再ほ場整備により、担い手農業者への農地の集積・集約化を進め効率的な営農を可能とするよう農業基盤整備を引き続き推進するほか、坂戸市産農畜産物の生産拡大に係る取組を実施し、もうかる農業の実現を図ってまいります。また、令和5年度を始期とする「坂戸市農業振興ビジョン」を策定し、さらなる農業振興を進めてまいります。

環境施策につきましては、次期坂戸市環境基本計画策定に向けた策定事務を進めるとともに、公共施設の再生可能エネルギー設備導入調査を行い、地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出抑制に向けた取組を推進してまいります。

道路整備につきましては、関間千代田線の街路築造工事等を継続して実施をするとともに、森戸地内をはじめとした歩道整備を促進してまいります。また、通学路の交通安全対策として、安全施設整備工事等を実施をいたします。橋りょう整備につきましては、森戸橋の旧橋の撤去工事及び多和目橋の修繕に係る設計を実施してまいります。

学校・地域等の連携推進につきましては、学校運営に地域の声を積極的に生かし、地域と一体となって特色ある学校づくりを推進するための学校運営協議会(コミュニティ・スクール)を全校に設置してまいります。

市民総合運動公園につきましては、第一多目的運動場の天然芝を人工芝へ張替えるとともに、大体育室等の耐震診断を実施してまいります。

以上、令和4年度の主な施策の概要等について申し上げてまいりましたが、「第6次坂戸市総合振興計画」における将来都市像「笑顔でつなぐ躍動のまち、さかど」の実現に向け、それぞれの分野における各種施策を着実に進め、子どもから高齢者まで、全ての市民の皆様が安全で安心して暮らすことができる、そして、坂戸市に住みたい、住んで良かったと感じ、自分もこのまちで子育てをしたいと思っていただけるまちづくりに取り組んでまいります。

また、財政運営の更なる健全化を目指し、徹底した行財政改革を推進するとともに、国政の動向に注視し、本市を取り巻く社会経済状況の変化を意識しながら、将来を見据えた市政運営を積極的に展開してまいりたいと考えております。

議員各位におかれましては、今後とも、健康に十分御留意をいただき、変わらざる御指導と御協力をお願い申し上げまして、令和4年度の施政方針といたします。

令和4年2月21日
坂戸市長 石川 清