市の木「サクラ」危機!クビアカツヤカミキリの防除にご協力を!
クビアカツヤカミキリ被害の現状
平成25年に埼玉県内で初めてクビアカツヤカミキリが発見されて以降、県内で被害が急速に拡大しており、令和7年度に実施された「埼玉県クビアカツヤカミキリ発見大調査2025」では、56市町村1391か所から被害(成虫のみの確認を含む)の報告がありました。県内の被害発生地域等に関する情報は埼玉県クビアカツヤカミキリマップ<外部リンク>から確認できます。
また、坂戸市においても令和6年に初めて生息が確認されて、令和7年度末時点で学校、公園、街路樹、民家等で累計240本の樹木の被害が確認されています。
特定外来生物に指定されているクビアカツヤカミキリはサクラ等に卵を産み付け、孵化した幼虫が樹木内部を食い荒らし、枯死や倒木等の被害を引き起こすことがあります。
クビアカツヤカミキリ成虫の飛散期は6月から8月です。自宅や近所などで成虫を発見した場合は、成虫を捕殺するようお願いします。
クビアカツヤカミキリの被害拡大を防ぐため、市民の皆さんには成虫駆除対策へのご理解ご協力いただきますようお願いします。
なお、市内の被害状況を把握するため、成虫の発見や樹木の被害を確認した場合は、環境政策課までご連絡をお願いします。
クビアカツヤカミキリとは
特徴
- 成虫の体長は、約2.5から4センチメートル
- 成虫は全体的に光沢のある黒色で、首回りが赤色
- 触角は黒色で、オスの触角は体長より長く、メスの触角は体長より短い
- サクラ、ウメ、スモモ、モモなどの主にバラ科の樹木を好む

図1:成虫オス 図2:成虫メス 図3:幼虫
(図1~3の写真提供:埼玉県環境科学国際センター)
生活史
- 成虫は6月から8月にかけて発生し、この間にメスが産卵する
- 卵から孵化した幼虫は、樹皮から樹体内に食入し、約1年間樹皮下の辺材部を摂食し、成長する ※冬季は活動を停止し、樹皮下で越冬する
- 成長した幼虫は、夏季から秋季にかけて辺材部から心材部に移動し蛹室を形成し、春季に蛹室の中で蛹となる
- 蛹は6月から8月にかけて成虫に羽化し、樹体外に脱出する

図4:生活史(サクラの外来害虫”クビアカツヤカミキリ“被害防止の手引(第8版)から引用)
確認・防除方法
被害樹木の確認方法
樹体に幼虫が侵入すると、フラスと呼ばれる木屑や糞が混ざったものが排出されます。クビアカツヤカミキリのフラスは褐色のカリントウ状で比較的硬いため、形状が似ている場合、クビアカツヤカミキリの発生が疑われます。

図5:フラス 図6:樹木に付着したフラス
(図5,6の写真提供:埼玉県環境科学国際センター)
フラスを見つけた場合
クビアカツヤカミキリが排出するフラスを見つけた場合は、フラスが排出されいている「フラス排出孔」を確認する。フラス排出孔を確認できた場合、針金や千枚通しなどでフラスを取り除き、農薬(薬剤)を注入する。
なお、複数のフラス排出孔や成虫脱出孔(楕円上の穴)が確認された樹木については、枝が枯死していないかを確認してください。仮に枯死している場合、落枝・倒木の危険性がありますので、伐採処分等を検討してください。
成虫を見つけた場合
成虫を見つけた場合、市販の殺虫剤を用いるほか、靴で踏み潰す等の物理的な方法などで駆除してください。成虫捕殺が被害拡大防止の大きな手助けとなります。
その他の防除方法・時期について
その他の防除方法で樹体内に侵入した幼虫を駆除する「農薬(薬剤)の樹幹注入」や成虫や孵化した幼虫を駆除する「農薬(薬剤)の樹幹散布」をする方法等があります。
詳細はサクラの外来害虫”クビアカツヤカミキリ“被害防止の手引(第8版) [PDFファイル/5.99MB]をご参照ください。
なお、各防除方法の適期は次のとおりです。

図7:クビアカツヤカミキリの防除時期(サクラの外来害虫”クビアカツヤカミキリ“被害防止の手引(第8版)から引用)
埼玉県の補助制度について
埼玉県ではNPO・ボランティア団体、企業等を対象にクビアカツヤカミキリの防除や植栽などの取り組みを補助しています。
詳細は桜(サクラ)の保全に対する補助事業<外部リンク>をご確認ください。※主に景観樹(サクラ、ハナモモ等)を対象にしています。
坂戸市では、埼玉県のネイチャーポジティブ推進事業補助金を活用し、令和7年度中に市内公共施設の樹木314本に対して樹幹注入や薬剤散布などの被害拡大防止対策を実施しました。引き続き、補助金を活用しながら、被害拡大防止対策を実施してまいります。

