坂戸市では平成25年度から全国初となる自治体によるミツバチの飼育を始めました。
(高麗川に咲く菜の花とミツバチ)
ミツバチは環境の変化にとても敏感な生き物であり、「ミツバチと共生できる環境づくり」をメインテーマに、自然を豊かにしてくれるミツバチの輪を広め、自然環境と共生する意識を育み、健全で恵み豊かな自然が未来へ引き継がれるよう環境保全へと繋げています。
また、養蜂家の育成により農業活性化及び副産物であるハチミツを利用した商工活性化を図ります。
ミツバチプロジェクトの活動を通して養蜂の輪が広がり、ハチミツが坂戸市の特産物になることも期待されています。
坂戸市ミツバチプロジェクト案内パンフレット [Wordファイル/1.08MB]
(花粉や蜜をたくさん集めて巣に戻ってきたミツバチ)
環境学館いずみならではの風味豊かな搾りたてのハチミツを販売します。
(ハチミツでいっぱいになった巣枠)
(令和元年度 秋のハチミツ搾り体験)
ミツバチの生態を知る講座を開催し、自然との共生を考えます。
(ハニーウォーク ~蜜源たんけん~)
(教えてミツバチ先生~ミツバチってどんな生きもの?~)
(ミツバチ巣枠の観察)
土地の開発や薬害など、ミツバチを取り巻く環境は厳しく、世界的にもミツバチが減少していると言われています。
市では、自然を豊かにするミツバチへ恩返しするために、遊休農地等に花粉源・蜜源植物を増やす活動を行い、生物多様性を促進させ環境保全へと繋げると共に、耕作放棄地等の問題を改善する取組をしています。
浅羽地区で農業事業を行っている武州ガス(株)の所有する農業用倉庫敷地に、農地の蜜源化を検証するための試験ほ場を設置しています。ここでは、養蜂と蜜源植物の管理などを行い、蜜源植物を増やす取組の検証を行っています。
(浅羽試験ほ場)
(除草・苗植え作業)
(2021年 秋)
(2022年 春)
(2022年 11月)ミツバチボランティアが新たに設置した蜜源化ほ場(島田地区)
養蜂技術の継承、養蜂家の育成、養蜂相談、ハチミツの販路拡大
(いずみ蜂群の巣箱)
(環境学館いずみのハチミツ「いずみつ」)
ミツバチの飼育は一般市民から公募したミツバチボランティアと協働で行っています。ボランティアの任期は3年間で、毎年1回3月ごろに募集しています。
養蜂作業や関連事業への協力を通して、ミツバチの生態や蜜源等を学習し、養蜂技術を習得しています。
内検作業(巣箱の中の点検)は、冬季を除き、原則毎週1回行っています。
(ミツバチの状態を確認)
(女王蜂や産卵状況、蜜の量、病害虫の有無などを確認)
(イベント、講座等各種事業への協力)
(蜜源化作業)