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「ごみ」ってなあに?(小学生のみなさんへ)

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 更新日:2025年8月15日更新 <外部リンク>

「ごみ」ってなあに?

わたしたちが生活の中で、食べたり使ったりしたあと、いらなくなったものを「ごみ」といいます。

ごみ分別

どのくらいのごみの量(りょう)がでているの

坂戸市では1年間に約25,000tのごみが出ています。
これは、みなさんの小学校にあるプールの水100杯(はい)分くらいの重さになります。

プール

ごみはどうなるの?

ごみは、みなさんのおうちで分別(ぶんべつ)されてから、ごみ集積所(しゅうせきじょ)に運ばれます。
その後、収集車(しゅうしゅうしゃ)で集められて清掃(せいそう)センターへ持っていきます。
清掃(せいそう)センターでは燃(も)やしたり、細かく砕(くだ)いたり、分別(ぶんべつ)をしたりするなどの処理(しょり)をしています。
処理(しょり)が終わったごみは、リサイクルや埋立(うめたて)などを行っています。
収集車(しゅうしゅうしゃ)で集めたり、清掃(せいそう)センターで処理(しょり)をするときには、たくさんの燃料(ねんりょう)・電気・水などが使われています。また、たくさんのお金がかかります。

収集

ごみを減(へ)らさないとどうなるの?

いつもどんな生活をしているか考えてみよう

いつもどんな生活をしているか考えてみてください。
ごはんを食べたり、学校で勉強したり、お休みの日には、お買い物や遊びに出かけることもあると思います。出かけるときには車に乗っていくこともあるかもしれません。
生活に必要(ひつよう)なものや、ほしい物を買ったりして、身の回りにはいろんなものがあふれていると思います。

勉強

必要(ひつよう)なものは何からできているの?

私たちの生活には食べ物が必要です。食べ物には、お米、野菜(やさい)、お肉などがあります。これらはすべて、育てる土地や水が必要(ひつよう)です。
勉強するときに使うノートなどの紙は、水や木から作られています。
車を動かすためにはガソリンが必要(ひつよう)です。ガソリンは石油からできています。石油はプラスチックの原料(げんりょう)にもなります。
こうした生活に必要(ひつよう)なものは、水や木、石油などの自然にあるものをもとにして作られていて、それらを「資源(しげん)」と呼びます。

資源(しげん)をたくさん使うとどうなるの?

資源(しげん)がなくなってしまう

たくさん物を作って、たくさん捨(す)て続(つづ)けると、資源(しげん)がなくなってしまいます。
資源(しげん)がなくなると生活に必要(ひつよう)なものを作ることができません。

木、水

地球温暖化(ちきゅうおんだんか)がすすむ

ごみを燃(も)やすときにでる二酸化炭素(にさんかたんそ)によって、地球温暖化(ちきゅうおんだんか)が進んでしまいます。
地球の平均(へいきん)気温が上昇(じょうしょう)すると、生態系(せいたいけい)がくずれたり、異常気象(いじょうきしょう)がおきて、野菜(やさい)が育たなかったり、動物がすめない環境(かんきょう)になってしまいます。

清掃センター

ごみの行き場がなくなる

リサイクルできないごみを持っていく埋立地(うめたてち)がいっぱいになり、ごみの行き場がなくなってしまいます。

ごみ

資源(しげん)やお金をたくさん使う

ごみの処理をするために、電気・燃料(ねんりょう)・水などの資源(しげん)や、みなさんのお金をたくさん使い続(つづ)けることになってしまいます。

バツ

みんなでごみをへらそう

4Rってなあに?

ごみをへらすには、色々な方法(ほうほう)があります。そのうち、4つの方法(ほうほう)について、英語の4つの言葉の頭文字(かしらもじ)をとって「4R」と呼(よ)んでいます。おうちでは、どんな「R」をしているか家族に聞いてみましょう。

リフューズ(Refuse):いらないものはことわる

いらないものはことわることです。
買い物をするときに、レジ袋(ぶくろ)をことわってマイバッグを使ったり、安いからといって必要(ひつよう)でないものを買わないようにしましょう。わりばしやお手ふきもいらないと思ったらことわりましょう。
私たちは、使い捨(す)てのくらしになれてしまっています。受け取る前に「本当に必要(ひつよう)なものかな?」と考えてみましょう。

【みんなができること】
家族で買い物に行くときにエコバックを持っていく。物を買ったときにもらえるおまけがいらなかったらことわる。

マイバック

リデュース(Reduce):ごみになるものを減(へ)らす

ごみになるものを減(へ)らすことです。
使い捨てのものを使わずに、つめかえ用のものを買うようにしましょう。また、食べ残(のこ)しをしないように買い物をすることや、生ごみを捨(す)てるときに水を切ることもリデュースにつながります。
​一人ひとりが出すごみは少ないかもしれませんが、みんながごみをへらす意識(いしき)があれば、たくさんのごみを減(へ)らすことができます。

【みんなができること】
ごはんを残(のこ)さずたべる。物を大切に長く使う。

のこさずたべる

リユース(Reuse):くり返し使う

くり返し使うことです。
少しこわれたから、気に入らないからといって使えるものを捨(す)てたりせずに、最後(さいご)まで使い切る工夫(くふう)をしましょう。
リサイクルショップやフリーマーケットを利用(りよう)することもリユースになります。身の回りにある使い切ったものや、使っていないものが、どうすればくり返し使えるのか考えてみましょう。

【みんなができること】
いらなくなった本やおもちゃを友達(ともだち)と交換(こうかん)する。(おうちの人やお友達(ともだち)とよく相談してね。)

リユース

リサイクル(Recycle):資源として再利用する

資源(しげん)として再利用(さいりよう)することです。
ごみを分別(ぶんべつ)することがリサイクルにつながります。きちんと分別(ぶんべつ)されたプラスチック、ペットボトル、カン・ビン、紙類(るい)などはリサイクルされています。
わたしたちが使っている製品(せいひん)には、ペットボトルマークやプラスチックマーク、ダンボールマーク、紙マークなど分別(ぶんべつ)のためのマークがついているものがたくさんありますので、マークをたしかめて正しく分別(ぶんべつ)をしましょう。

【みんなができること】
おうちでごみ分別(ぶんべつ)のおてつだいをする。(分からないときは、おうちの人に聞いてみよう!)

プラマークアルミスチールダンボールペットボトル紙紙パック

4Rには順番(じゅんばん)があります

4Rはリフューズ→リデュース→リユース→リサイクルの順(じゅん)に行うことが大切です。
特にリフューズ、リデュース、リユースは、物がいらなくなる前の行動なので、とても重要(じゅうよう)です。
リサイクルは、いらなくなった物を、お金や資源(しげん)を使って再利用(さいりよう)することです。
「リサイクルするから、たくさん買ってもいい」ではなく、物を大切にする生活を心がけましょう。

まとめ

どうしてごみを減(へ)らさないといけないのか、きっとみなさんは理解(りかい)できたと思います。
自分にはいらないと思うものでも、だれかが必要(ひつよう)としているものはたくさんあります。逆に、だれかが使い終わったものでも、自分にとっては必要(ひつよう)なものがあるかもしれません。
一人ひとりが小さなことを意識(いしき)して、ごみを減(へ)らすことができれば、生活に必要(ひつよう)な資源(しげん)を、将来(しょうらい)に残(のこ)すことができます。
みなさんが大人になったときに安心してくらせる社会であるように、自分にできることは何だろうと考えてみることから始めましょう。

さかろん

もっとくわしく知りたいときは

一般社団法人産業環境管理協会資源リサイクル促進センターホームページ「小学生のための環境リサイクル学習ページ」<外部リンク>

分別に困ったときは、「坂戸ごみ分別アプリ」