西清掃センター焼却施設基幹的設備改良工事の完了
西清掃センター焼却施設は、稼動から20年が経過し全体的に経年劣化による老朽化が進んでいるため、国からの交付金を活用し、施設の機能回復と長寿命化を図り、安定的かつ円滑なごみ処理を行うため、平成26年度から平成28年度に基幹的設備の改良工事を実施しました。
工事では、老朽化した設備を更新したほか、小型蒸気発電機の設置と電動機のインバータ化及び高効率化により、消費電力の削減を図り、エネルギー起源による二酸化炭素の排出抑制を行いました。
設備の改良により、焼却施設を長期間使用することが可能となりましたので、今後も引き続き、ごみの円滑な処理と施設の適正管理に努めてまいります。
工事概要
- 受入供給設備整備:ごみクレーン駆動用電動機の効率化(消費電力削減)
- 燃焼設備整備:ごみホッパ、火格子、耐火物の更新(安定燃焼促進)
- 燃焼ガス冷却設備整備:廃熱ボイラの改修(機能回復)
- 排ガス処理設備整備:湿式有害ガス除去装置更新(機能回復・消費電力削減)
- 余熱利用設備整備:小型蒸気発電機の設置(消費電力削減)
- 通風設備整備:各種送風設備のインバータ化(消費電力削減)
- 灰出し設備整備:コンベヤの改修等(消費電力削減)