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今年の夏も熱中症に要注意

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 更新日:2024年4月22日更新 <外部リンク>

熱中症は、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調整機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう

体が暑さに慣れていない4~5月は要注意

令和5年における坂戸市の熱中症による搬送者は、5月頃より少しづつ増え始め、7月にかけてピークをむかえています。特に4~5月は体が暑さに慣れていなく体調を崩しやすいため、注意が必要です。

乳幼児や高齢者は特に注意しましょう

乳幼児は体温調整機能が十分に発達していません。遊びの最中に水分補給や休憩をしたり、服装に注意して、周りの大人が気をつけましょう。
高齢の方は暑さを自覚しにくいため、エアコンや扇風機を活用し、室温をこまめにチェックしましょう。また、のどの渇きに対する感覚が鈍くなるため、のどが渇く前に水分をとりましょう。

熱中症の症状

【軽度】 めまい、筋肉痛、こむら返り、大量の発汗等

【中等度】 頭痛、吐き気、体がだるい等

【重度】 意識がない、けいれんが起こる、呼びかけに対して返事がおかしい等

◇熱中症かもしれないと思った時には、涼しい場所へ避難し、服をゆるめ、体を冷やし、水分を補給しましょう。意識がなかったり、自力で水が飲めない場合は救急車を呼びましょう。

暑さ指数(WBGT)を知ろう

暑さ指数(WBGT)とは、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、(1)湿度、(2)日射・輻射(ふくしゃ)などの周辺の熱環境、(3)気温の3つを取り入れた指標です。

【日常生活に関する指針】

暑さ指数
(WBGT)
注意すべき
生活活動の目安
注意事項
危険
(31以上)
すべての生活行動でおこる危険性 高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。
外出はなるべく避け、涼しい部屋に移動する。
厳重警戒
(28~31未満)
外出や炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。
警戒
(25~28未満)
中等度以上の生活活動でおこる危険性 運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。
注意
(25未満)
強い生活で活動でおこる危険性 一般的に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。


※埼玉県内のWBGT値(熱中症の発症危険度を示す暑さ指数)の実況と予測については、環境省熱中症予防サイト<外部リンク>で確認できます。

熱中症予防のための「まちのクールオアシス」

「まちのクールオアシス」とは、熱中症対策の一環として、公共施設等が外出時の一時休憩所となることや、熱中症についての情報発信拠点となるものです。対象施設には、ステッカーやポスターが設置してあります。

熱中症予防のための「まちのクールオアシス」埼玉県<外部リンク>