ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 組織でさがす > 坂戸市立市民健康センター > 糖尿病性腎症重症化予防対策事業

糖尿病性腎症重症化予防対策事業

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 更新日:2023年6月7日更新 <外部リンク>

市では、国民健康保険の被保険者を対象に糖尿病の重症化を予防するための取組を行っています。

事業の概要

生活習慣病の1つである糖尿病は、自覚症状のないまま進行し、腎臓の機能が低下する「糖尿病性腎症」と言われる合併症を引き起こすことがあります。

糖尿病性腎症は、適切な治療を行わずにいると、腎不全となる危険な病気です。人工透析が必要となり、週3回、1日4~5時間程度の通院により、日常生活が大きく制限され、生活の質(QOL)が低下してしまう可能性があります。そのため、人工透析が必要となる前に、健診による早期発見と継続的な治療、食事や運動による生活習慣の改善が重要です。

そこで市と埼玉県国民健康保険団体連合会が共同で、特定健康診査やレセプト(診療報酬明細書)のデータを活用し、人工透析への移行を防ぐための取組を実施します。この機会に生活を見直してみましょう。

内容

  1. 保健指導
    糖尿病が重症化する可能性の高い方に対して、健康な生活を送ることを目的に食事や運動に関して生活習慣を改善するための支援を実施しています。かかりつけ医と連携しながら、委託業者((株)フィッツプラス)の専門職から電話や面談等でアドバイスを行っています。
  2. 継続支援
    1の保健指導を終了した方に、保健指導終了後の3年間、継続して生活習慣のアドバイスを行っています。
  3. 受診勧奨
    糖尿病のリスクが高い未受診の方、または治療を中断している方に、委託業者(日本システム技術(株))から医療機関への受診をお勧めする通知や電話での連絡を行います。

対象者

 下記の1~3に該当する方  
 1.坂戸市国民健康保険に加入している方
 2.令和5年4月1日時点で20歳以上かつ令和6年3月31日時点で75歳未満の方
 3.特定健診やレセプト(診療報酬明細書)のデータを活用して、糖尿病が重症化するリスクが高い方
※対象者の方には、受診勧奨は日本システム(株)から6月中、保健指導は(株)フィッツプラスから6月下旬に、直接ご案内が送付されます。
※主治医の先生から参加を勧められた際には、ぜひご参加ください。

費用

無料

糖尿病性腎症重症化予防事業の効果

現在、埼玉県では52の市町村が本事業を行っています。

保健指導に参加した方のヘモグロビンA1cの平均値が保健指導開始前7.1%から終了後6.8%と改善し、合併症を予防するための目標値である7.0%未満となっています。また、継続支援を受けた方のヘモグロビンA1cの平均値も保健指導開始前7.1%から終了後7.0%と改善しています。
その他、血圧や肥満度の低下も見られています。

令和4年度の保健指導・継続支援の成果(埼玉県) [PDFファイル/395KB]

令和4年度坂戸市の実施状況

未受診者や受診中断者への受診勧奨は87名の方に実施しています。

保健指導は対象者160名のうち、15名が参加し、12名が保健指導を終了しています。

参加者の感想

・この事業に参加して、自分の現状を見つめなおすことができて良かった。また、指導のおかげで、自分の現状に気づき、やる気にスイッチが入りました。一人では続かなかったと思います。

・電話での指導でしたが、わかりやすく、気軽にできて良かったです。これからも楽しみながら、取り組んでいきたいと思います。

 

 

 

Adobe Reader<外部リンク>

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)