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提言No.5「ごみに関する質問について」

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 更新日:2022年6月23日更新 <外部リンク>

このコーナーでは、市民の皆さんからいただきました「市長への提言」の主な提言(概要)とそれに対する市の回答をお知らせしています。こちらに掲載のない市長への提言やその他の市政に関するご意見等につきましても、その都度、関係部局で検討し市政への反映に努めております。

内容

  • 積極的な取り組みの姿勢として、廃棄物対策課を資源循環対策課の廃棄物対策係へ転換

  • 資源をごみにしてしまわないために、分別マニュアルの見出し「ごみと資源物」を「資源物とごみ」に表記変更

  • 広く市民に「資源」の大切さ、子ども達の未来にむけて「資源循環型社会」の大切さを伝えてほしい

市の回答

1 廃棄物対策課の名称について

本市の目指す資源循環型社会の形成は、短期的な取組で達成できるものではなく、おっしゃるとおり、5年先、10年先の未来、特に次世代を担う子供たちの未来を見据えて、長期的に取り組むべき課題であると認識しております。

その上で、日常生活で排出される様々な「もの」について、捨ててしまうごみではなく、有効利用すべき資源であるという意識に変革することは、ご指摘のとおり大変重要であると考えております。

一方で、資源とならない廃棄物の処理など、資源物以外の廃棄物の課題もあるため、「廃棄物対策課」としているところです。しかしながら、資源の循環という意識の啓発のためには、課の名称として使う言葉についても変えていく必要があるというご意見については、考慮すべきであると考えますので、名称については今後も検討してまいります。

2 「ごみと資源物分別マニュアル」の表記について

おっしゃるとおり、分別区分一覧表も含め、マニュアル本文では、まずは資源物となるものを分けて出していただきたいので、資源物の解説を先に掲載しています。

一方、マニュアルのタイトル部分では、多くの方が個人的に不要となったものについて、「ごみ」という言葉で認識されていることから、分かりやすさを優先して「ごみ」という言葉を先にしています。資源という意識の啓発の観点から言えば、「資源物」を先にするべきだというご意見については、おっしゃるとおりだと考えます。しかしながら、マニュアルについて、「何について書かれているのか」ということが分かりづらく、マニュアルが読まれずに分別につながらないという可能性もあることから、啓発と分かりやすさのバランスを考え、現在ではタイトルをこのように表記しています。

今後も、表記方法については、いただいたご意見も踏まえながら、総合的に検討してまいります。

3 「資源循環型社会」の啓発について

平成16年に、現在の資源物とごみの分別区分のもととなる大幅な分別区分の変更を実施して以降、市民の皆様のご協力により、分別排出の意識が浸透し、ごみの減量化にも功を奏しておりますが、一方で、ご提言の中で言及されているとおり、不要になったものを「ごみ」という言葉で認識している方も多く、「ごみ」として出されているものの中にも「資源物」が混ざっている現状があります。

本市としても、不要なものを「ごみ」として捨てて終わり、ではなく、「資源」として循環させる、という認識に変えていくことは、循環型社会の形成のために必要であり、また、市民の方及び事業者の方と連携して取り組む必要があると考えております。本市の一般廃棄物処理基本計画でも、基本理念として、「みんなで取り組む廃棄物の減量と循環型社会の形成」を掲げ、啓発に取り組んでいます。

啓発の方法として、現在では、ホームページや広報誌のほか、「坂戸ごみ分別アプリ」のお知らせ機能などを用いて、資源物の分別やごみの適切な排出を促す情報発信をしています。また、地域の方に対する職員出前講座や、子供たちに対する環境教育プログラム及び学校でのリサイクル品等の巡回展示といった方法で、資源の循環に対する意識の啓発を図っております。そのほかにも、ごみの減量化とリサイクルに取り組むエコショップ認定制度の登録店と連携し、店頭において資源循環に関する啓発を行っております。

ご提言にありました、ホームページの記載が行き届かない部分については、改善を進めてまいります。また、今後は、資源循環の仕組み等についても、SNSなどの活用を含めて、より効果的な啓発の方法について検討してまいります。